【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい8
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650: ◆gEU9La026k[saga]
2021/08/08(日) 22:26:08.75 ID:0b6LJGvg0
――
……
【公国・ネーロの私室】
マリリン親衛隊「そうですか、セレスティア様を追われるのですね……」
ネーロ「はい。色々と悩みましたが……」
ネーロ「動くのであれば、早く動いた方がいいと思いましたから」
マリリン親衛隊「というと?」
ネーロ「……これまでの情報を統合すると、セレスティア姫は傭兵団の男性に恋焦がれていたようです」
ネーロ「そしてその傭兵団は歴戦の猛者であり、ジラワーク将軍と風帝龍……そしてニイハオ将軍を殲滅しています」
マリリン親衛隊「少し公国の部隊が動いた程度では、問題ないということですね」
ネーロ「はい。そして……その傭兵団には――鉄国姫と森国姫、そしてマリリンさんも所属しているようです」
マリリン親衛隊「!?」
ネーロ「マリリンさんの真意はわかりませんけど……」
ネーロ「将軍と帝龍を相手取り、鉄国を奪還する……公国の、エルクラッド様に対する完全なる敵対行為……」
マリリン親衛隊「……」ゴクリ…
ネーロ「……でも、マリリンさんはしっかりとした自分の芯を持つ人です。あなた達にもわかるでしょう?」
マリリン親衛隊「はい! マリリン様はその外面の美貌もさることながら、心も美しい方です!」
ネーロ「……私も、エルクラッド様の為だと……ニイハオ将軍達の行為から目を背けて来ました」
ネーロ「マリリンさんはきっと、公国の中で一番……正常な判断ができる人だったのかもしれませんね」
ネーロ「セレスティア姫を追っていれば、マリリンさんと再会することもあるでしょう」
ネーロ「あなた達は、どうしますか? 私は……しばらく、公国を離れます」
マリリン親衛隊「……マリリン様にお会いしたい気持ちは、私も仲間達も強いことでしょう」
マリリン親衛隊「ですが、我々がマリリン様より頂いた命はあなたをお守りすることです」
ネーロ「……お気持ちはありがたいのですが」
マリリン親衛隊「ええ、わかっております。転移先ですぐに見つけられるとは限りませんが……」
マリリン親衛隊「一人の方が、隠れて動きやすいですものね。何しろ公国の兵とばれたらどうなるかわかりませんし」
マリリン親衛隊「合流さえできれば、マリリン様ご自身がきっと力になってくれる筈です。我々では、力不足……」
マリリン親衛隊「ならば、次善です。元よりマリリン様の命は公国内の敵からあなたをお守りすることですからね」
マリリン親衛隊「なんとか、この転移のことをぎりぎりまで明るみにでないように頑張りますよ」
ネーロ「……」フルフル…
ネーロ「……あなた達に何かあれば、マリリンさんにあわせる顔がありません」
ネーロ「……今ある分全部。ちょうどあなた達の人数と同じ枚数の転移の護符です」バサッ
マリリン親衛隊「こ、これは……!?」
ネーロ「しばらくは、休養期間で誤魔化せます。あなた達も無理をしないで、どうか……」スッ
マリリン親衛隊「……ありがたく頂戴致します。ご武運を……」バッ!
ネーロ「戦えはしないのですけどね。それでは……また」
シュイン!
……
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