【可愛そうにね、元気くん】「進まない」【SS】
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
18:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:36:57.40 ID:JzXNw/sm0

「……っ、ぁ、離せっ、よ……頼む、からっ――」

「――ふうん?」

以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:38:05.92 ID:JzXNw/sm0

道行く人々が怪訝そうに俺たちを見ては通り過ぎる。耳も顔も焼けただれるように熱い。だけど鷺沢の指は止まることなく俺をくすぐり続ける。

「……っ!! ……さぎ、さわっ……や、めっ……」

以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:39:27.84 ID:JzXNw/sm0

「――っ! あ、っ、はあ、はあっ……!」

「ふふっ。手を繋いだだけでそんなになっちゃうなんて、元気くん――本当に変わってないね」

以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:39:55.30 ID:JzXNw/sm0


******


以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:41:16.76 ID:JzXNw/sm0

別にぼったくりバーだとか疑っているわけじゃない――鷺沢がそういう方向の悪ふざけをするハズもない――けれど、一般論としてバーでの飲食が割高なのは知っている。
そんな俺を見た鷺沢は、半ば本気で呆れたように眉を下げた。

「甲斐性ないなあ。大丈夫だって。レストランも兼ねてる、庶民派のバーだからさ」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:41:44.80 ID:JzXNw/sm0


「…………ほっ」

常識的な値段と内容だった。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:42:20.25 ID:JzXNw/sm0

……しばらくして運ばれてきたのは、揚げ物と薄いピザ、そしてカクテル二つ。注文しておいてなんだが、ずいぶん胃に悪そうだ。
店員さんが離れると鷺沢は立ち上がって、天井からぶら下がる紐を引っ張る。するとスクリーンのような仕切りが降りてきて、隣のテーブルと簡易的な壁を作った。

「……そんなのあったんだ」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:43:26.99 ID:JzXNw/sm0

「それじゃ――元気くん」

一応周りから見られなくなっても、店の中だからか、鷺沢は人好きのする普通の笑顔だ。
こうして落ち着いて見ると……やっぱり、あの頃とは同じようで違う。仕草一つ取ってもどこかゆるやかで、大人びていて。
以下略 AAS



26:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:43:59.31 ID:JzXNw/sm0

俺は、未だに鷺沢が好きだった。
その真っすぐな瞳に貫かれるたび、十年経った今でも俺の心臓は怪しく高鳴るのだ。




27:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:45:18.58 ID:JzXNw/sm0

「ん……あ、ああ」

鷺沢に遅れて、俺もグラスを持ち上げる。
こうして偶然の再会を果たして、二人きりで酒を飲むからって、俺と鷺沢の何かが変わるわけではないだろう、となんとなく思う。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:45:45.07 ID:JzXNw/sm0


「……鷺沢ってさ。今何やってんの……仕事とか」

「んー? ……内緒」
以下略 AAS



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