【可愛そうにね、元気くん】「進まない」【SS】
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39:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:55:03.15 ID:JzXNw/sm0


……結局食事の料金は俺が払い、ついでに店主さんにタクシーを呼んでもらった。
潰れた鷺沢に肩を貸しながら地上に出る。ちょうど人肌くらいの生温い風が鷺沢の髪を揺らし、俺の顔をくすぐった。

以下略 AAS



40:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:56:39.65 ID:JzXNw/sm0


「……すみません、そこまでお願いします」

「はいよー」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:58:34.50 ID:JzXNw/sm0


「ん……」

不意に、右肩で髪がこすれる音がした。鷺沢が俺の肩を本格的に枕にしようとして姿勢を変えたようだ。結果として、肩と腕がぴったりと密着する。
以下略 AAS



42:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 02:59:38.23 ID:JzXNw/sm0

ここで――心の中で首をもたげ始めた欲望に屈して、二十七歳のいい大人なのに情けなく鷺沢にすがりついて、気持ち悪くて弱いマゾヒストの俺を破滅するまで可愛がってもらうのは、きっと簡単な事だ。

だけど、それはしないと決めたんじゃないか。

以下略 AAS



43:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:00:21.41 ID:JzXNw/sm0


「…………っ、と……」

鷺沢の手を上から握って、その動きを止める。
以下略 AAS



44:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:00:57.17 ID:JzXNw/sm0


「…………んふふ」

「おい」
以下略 AAS



45:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:01:35.29 ID:JzXNw/sm0


「――お客さん、着いたよ」

駅前でタクシーが停まり、運転手が車内灯を点ける。その寸前に、俺たちの手はするりと解けた。
以下略 AAS



46:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:02:20.62 ID:JzXNw/sm0


「こっからは一人で帰ってくれよ……」

「え〜〜、やだ〜〜〜〜!! げんきくんとかえる〜〜〜〜!!」
以下略 AAS



47:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:02:49.41 ID:JzXNw/sm0

******



以下略 AAS



48:名無しNIPPER
2021/08/14(土) 03:04:23.80 ID:JzXNw/sm0


気を取り直して、鷺沢を担ぎなおして、駅前の大通りを進む。流石に飲み屋とコンビニ以外は閉まってる時間で、局地的な騒ぎ声があちこちから棘のように耳に刺さる。結構な数のゴミや放置自転車が見受けられるあたり、あまり治安は良くなさそうだ。
……鷺沢、こんなところに住んでいるのか。生活してる中で危険はないのだろうか?
遠くから聞こえる陽キャの笑い声に内心で怯えながら歩いていると、鷺沢が不意に顔を上げた。
以下略 AAS



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