【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい9
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530: ◆gEU9La026k[saga]
2021/09/14(火) 23:29:49.43 ID:pK5+yisj0
――

【???・???】



シュイン!


ジーク「――おおぉぉ!?」

ネーロ「す、すみません。あまり転移には慣れておられないのですね」

ジーク「転移に慣れている人間はそうはいないと思うがな……」ドキドキ…

ジーク「しかし、凄まじいな……」

ジーク「陣も描かず、詠唱もせず、道具の補助も受けず……俺ごと、目標地にあの一瞬で飛んだのか?」

ネーロ「はい。私は、これだけが取り柄ですので……」

ネーロ「転送対象の大きさなどで負担も増えますけど、自分とジークさん一人であれば問題はありません」

ジーク(……恐ろしい能力だ。もし、ネーロがもっと戦争に深く加担する性格であったなら……)

ネーロ「……不思議です」

ジーク「どうした?」

ネーロ「今、あなたの手を取って転移した時……頭によぎったんです」


ネーロ「――『ゼルガー将軍と一緒にあなた達に挑むけど、勝てなくて』」

ネーロ「――『最期の抵抗で、部隊の長であるあなたを火山に転移させて殺そうとする』」


ネーロ「そんな、光景が……」

ジーク「……今から、そうするつもりか?」

ネーロ「……いえ」フルフル

ネーロ「今の私には、もうできません」

ネーロ「でもきっと……どこかで違うことを考えていたり、動いていたりしたら……」

ネーロ「私はここにはいなくて……」

ネーロ「今よぎった光景の通りにしていたのかもしれません……」

ネーロ「いえ、きっとそうしていたのでしょう。エルクラッド様の為に」

ネーロ「ふふ、少し前までは考えもしませんでした。こんな風に動くことになるだなんて」

ジーク「それは俺も同じだな。まさか、公国六将と共同の作戦に動くことになるとは思いもしなかった」

ジーク「……生きていると、色々なことがあるものだな」

ネーロ「本当に……」



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