【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい9
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782: ◆gEU9La026k[saga]
2021/09/20(月) 22:48:50.72 ID:5djU/GNZ0
兵士は夢中になっていた。
カタリナの唾液をまるで不死の甘露であると言わんばかりに吸い上げたかと思えば、今度は自分の唾液を流し入れる。
荒々しいながらも舌先にそれを溜めてカタリナの口内に満遍なく塗りたくり、それを飽くことなく続けていく。
「んんんん……! ん、ぐっ……う゛うぅ!?」
上から際限なく流し込まれてくる唾液に、カタリナは必死に抗う。
なんとか吐き出そう吐き出そうと、くぐもった声と共に口の端から僅かずつ押し出していく。
しかしそれも結局は、無駄な抵抗。
体勢の問題もあり、相手から舌を使って直接喉に唾液を送り込まれては、呼吸ができなくなってしまう。
頭では嫌だと反発しても、身体の方は生きる為の行為を選ぶ。
女王の喉が、ごくりという音と共に大きく動いた。
飲んだ。あのカタリナ様が、俺の唾液を飲んでくれた。
それを見た兵士はもっともっと唾液を流し込もうとするが、呼吸が苦しいのはこちらも同じこと。
名残惜しげに、一度唇が離される。すぐに、また味わいたいという思いを残しながら。
「げほっ……! ごほっ……!」
その隙に、カタリナは頭を動かして力一杯に咽こんだ。
まるで、飲まされた唾液を全て吐きだしたいと感じさせるような。
「カタリナ様――」
「な、なんてことを……!」
だが、兵士達が感じたそれは間違いではなかった。
カタリナは本心から、吐き出したかった。
信じられないような今の行為全てを、無かったことにしたかったのだ。
「――あ、赤ちゃんが出来てしまったらどうするのですか……?」
――涙を湛えつつ、真っ赤な顔でカタリナは兵士達にそう抗議した。
これには、兵士達の誰もが状況を忘れて面食らった。
今、この女王様はなんと言ったのか?
ふざけているのかと思えば、あの表情は本気で言っているという確信が何故か持ててしまう。
媚薬の昂ぶりさえ一時的にどこかへ旅立ってしまうような、圧倒的な衝撃であった。
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