【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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437: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/10/04(月) 22:33:09.88 ID:tXUJUxL4o
歌野「……っ」
1号車の方でそんなやり取りが行われていることなどつゆ知らず、
引き続き陽乃のいる2号車に残っている歌野は苦しそうに胸元を抑える。
陽乃がやや無理矢理に歌野達を置いて完成型の方に向かってから暫くして、
胸を刺し貫かれたような強烈な痛みに失神しそうになってから、ずっと。
時折、同じ感覚に苛まれる。
歌野「久遠さんの、ほんの一部の痛み……なのよね」
呼吸さえできなくなってしまいそうなほどに苦しく痛い
それが不定期に訪れるため、勇者でさえも死んでしまうのではないかと思うほどだ
歌野「……どうして、無理をしてしまうの?」
体を蝕まれているのが分かる。
あの時、一緒に連れて行ってくれてさえすれば、
もう少し、軽い症状で済んだかもしれないのに。
確かに、バスを守る勇者が必要だった。
明らかに、あのバーテックスは歌野の手には余った。
けれど、それでも……と、歌野は顔を顰める。
胸の痛みがなんだ。
血反吐を吐けもしない痛みなんて、大したことがない。
体温計が壊れるのではないかと感じるほどの高熱が出ていないのだから、
気のせいと言い切れる程度だ。
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