【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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916: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/11/27(土) 23:14:02.00 ID:S0Q1Es0bo

九尾「ところで、主様は白鳥歌野を感じられておるのかや?」

陽乃「えっと……」

歌野達が寮にいるのなら、諏訪で実験したとき以上に距離が開いている。

これだけ開いていると難しいのではと思うが、

九尾がひなたを感じ取れるように、

陽乃も出来る可能性もあると目を瞑ってみると、

いくつか自分から流れ出て言っているのを感じる。

1つは結界を維持するための力で、

1つは水都、もう1つが歌野で、あとは九尾だろう。

その歌野へと繋がっているだろう力を手繰り寄せていけば、

なんとなくだけれど、歌野のことを感じられているような気がしなくもない。

陽乃「たぶん」

九尾「ならば、歌野も呼ぶことは出来るじゃろう。妾のように物理的なことを無視は出来ぬが、会おうとはするじゃろう」

陽乃「それは、遠回しに私の相手したくないって捉えてもいいの?」

陽乃がそう言うと、

九尾は楽しげに笑って、あくまで選択肢の一つだと言った。


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