【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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928: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/11/28(日) 17:25:41.54 ID:XMZ9arOEo

陽乃が直接呼ぶことが出来るのは歌野と九尾しかいない。

それは、自分の端末を没収されてしまっているからで、

友人とも思っていなかった勇者たちの電話番号が記憶にあるわけもなく、

病院の電話を借りてというわけにもいかなかったからだ。

もっとも、覚えていたところで動くことのできない陽乃にはどうしようもなかったけれど。

そんな中で、少しずつ近づいてくる気配を陽乃は感じて、眉を潜める。

力の繋がりがあるそのぞんざいは、

遠く離れていた場所から少しずつ近づいてきて、

まるで目的地をココとしているように確かな歩みで距離を詰め、

そうして、感じる力が非常に強くなって、声が聞こえるまでになって。

『……ここね』

陽乃の病室の扉が軽く叩かれる。

歌野「久遠さん、入って平気?」

陽乃「……」

『寝ちゃってるのかしら……でも』

歌野「入るわね?」

入らないわけにはいかないと言った様子で入ってきた歌野は、

陽乃の瞳が自分を見ていることに気づいて、困ったように笑った。

歌野「起きてたなら返事をして欲しかったわ」


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