【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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958: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/11/29(月) 23:30:30.51 ID:IlJYQ/5/o
美佳「久遠様の件も、一応、伺っております」
陽乃「……それで?」
彼女からは千景ほどの強い敵意は感じられないけれど、
少なくとも好意的な印象は感じられない。
噂をすべて鵜呑みにしているわけではないだろう。
千景が嫌い、悪評に塗れていて、実際に人を殺めてもいる。
だから彼女の心象が非常に悪いのかもしれない。
美佳「久遠様の容態の確認なども私のお役目の1つですから」
陽乃「なら見ての通りよ。身動き一つできやしない……まさか、貴女が介助してくれるってわけでもないでしょ?」
美佳「それは役目ではないので」
ぴしゃりと言い切る花本美佳は、
酷く冷めた目をしている。
悪意も善意もなく、ただの義務感がそこにあるようで。
陽乃は結局退屈に思えてきてしまう。
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