【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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969: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/01(水) 22:00:15.68 ID:BqsGTQ+9o
陽乃「真実よ」
美佳「……随分と、堂々と答えられるんですね」
陽乃「誤魔化したってどうにもならないことだもの」
美佳「いえ、そう言うわけではなく」
美佳は寝たきりでもまっすぐ見つめ返してくる陽乃を見下ろしながら、微かに眉を潜める。
これが何か些細なことだったなら堂々としているのも分かるが、
人を殺したのか。という問いに対しての反応だ。
罪悪感や後ろめたさと言ったものは一切ないのかと、美佳は思って。
美佳「殺人は犯罪です。秩序が崩れ去り、その残骸をどうにか機能させている現代社会においても、重罪であることには変わりありません」
陽乃「ええ」
美佳「久遠様は未成年だから、勇者だから。その罪から逃れられるとお考えなのですか?」
陽乃「別に逃げる気なんてさらさらないし、もしもそうだったなら私は諏訪に引きこもっていたわ」
諏訪への遠征を果たし、諏訪からの帰還も果たしたという久遠陽乃という"化け物"は、
確かに、本人がその気なら諏訪に残り続けることは出来たはずで、だからこそ、逃れるつもりがないという言葉は確固たる証拠に阻まれる。
そのせいか、黙り込んでしまった美佳を見つめて、陽乃は続ける。
陽乃「あれは正当防衛だと思ってるし、忠告もしたのに馬鹿なことしたあの場にいた人々が悪いって、正直に言えば思ってる」
美佳「街の人々はそんな風には考えていませんし、そんな風には伝わっていませんよ」
陽乃「現代社会の最高機関である大社が真実を覆い隠すのに、国民が真実を語るだなんて、本気で思ってるの? だとしたら名に違わないお花畑ね」
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