【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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989: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/04(土) 21:53:18.69 ID:dqRzI2imo
√ 2018年 9月14日目 昼:病院
陽乃「退屈に殺されそう……」
歌野が言っていたけれど、陽乃は普通の手段で会いに来ることが出来ない状態の為、
病院の関係者を除くと基本的には誰もいない。
そのうえ、自力で何もできないから、
陽乃は常に退屈だった。
九尾「休んでいればよかろう」
陽乃「熊のように冬眠でもしろって言うの?」
九尾「人間にはできぬが、妾ならさせてやる事もできるぞ」
陽乃「死ぬわよ」
体のつくり上、そう出来るようなものではない。
病院にいれば、延命のような形でどうにかして貰えるだろうから、
実際には死にはしないが。
陽乃「で、どうだった? 新しい巫女は」
九尾「殺してやってもよかったのじゃぞ」
陽乃「……言うと思った」
茶化すでもなく、真顔で答えた九尾を一瞥し、
陽乃は呆れたように呟く
美佳の影に混ざっていた九尾の動きで察してはいたが、
はっきりと言われてしまうと、困る。
新しい巫女が、陽乃のお見舞い後に行方不明になったり死体で発見されたら陽乃が不味い。
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