【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【5頁目】
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991: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/04(土) 23:18:34.39 ID:dqRzI2imo

陽乃「……親しみを持ったって、努力したって、捨てられるときは捨てられるのよ。なのに、どうして身を寄せなければならないの?」

九尾「その方が死なずに済む。と、言いたいところじゃがのう」

普通なら、

人は己の力が及ばない事柄への対処をするために人の手を借りる。

産まれたばかりの赤子が、救いを求めて泣くように。

狐がトラの威を借るように。

しかし、陽乃は人の輪の中心に率先して留まり続けてきたけれど、

人柱として捧げられ、持ちうるほぼすべてのものを奪われ、

友人知人ですら離れて行った。

そんな陽乃に、生きる術の1つだなんて言葉が通用するわけがない。

九尾は困った様子で、ふむ。と唸る。

九尾「妾は無理にとは言わぬ」

陽乃「なら言わないで頂戴」

とはいえ、

陽乃は他人はどうでもいいといったり、

自分の為とは言うものの、結局は人を守るために何度も死にかけている。

九尾はどうしようもないと言った様子で、ため息をついた。



1、他の勇者の様子を見てきて頂戴
2、白鳥さんは上手くやってる?
3、上里さんは呼べないの?
4、勇者を強化しないと、私が休めないわ
5、イベント判定


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