【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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57: ◆gEU9La026k[saga]
2021/09/27(月) 23:47:26.74 ID:LRHMTmkJ0
ネーロ「ならば皆さんにも説明不要でしょう。『転移魔法は強力であるが妨害されると無力』ということです」

イアン「妨害できなければ、一方的な戦いになる恐ろしい魔法だが……」

リーチェ「だからこそ、森国も結界を用意していたのですが……」

マリリン「ほんっと、あの野良犬……」ピキ…

ネーロ「そう。転移魔法は上手く扱えば、大きな攻撃……そして逃走手段になり得ます」

ネーロ「ですから魔法の知識が深い人がいれば、結界を用意することは当然なのです」

ミナ「で、ですが……転移魔法は回復魔法よりも更に難易度が高い魔法……」

ミナ「国全体を覆えるほどの強力なものは、どれだけ強力な魔法の使い手であっても難しいのでは?」

ネーロ「ええ。私も無理です。知識と術式はともかく、魔力総量が圧倒的に足りませんから」


ネーロ「――それを補う為に、陣や宝珠を用意するのです」


ジーク「陣……鉄国と森国を繋ぐあの形式だな」

ネーロ「はい。一度転移知識のある者が綿密に式を陣に記しておきさえすれば……」

ネーロ「その後の起動に関しては、転移術者以外の魔力でも可能なのです」




ネーロ「――そして私は、万が一の備え……対森国用に、公国の各所に既にこの陣を用意してしまっています」




一同「「!!」」

ネーロ「もうご存知かもしれませんが、エルクラッド様ご本人がかなりの魔力をお持ちです」

ネーロ「他の場所はともかく『エルクラッド様の元への転移はほぼ確実に不可能』と言えるでしょう」

ネーロ「私も、宮殿の結界陣は特に念入りに念入りに準備したもので……」

ネーロ「エルクラッド様の魔力であれば、確実に作動することでしょう」

ネーロ「これに加えて、軍事的な要所……ここにも結界陣の用意があります」

ネーロ「しかし今度はゼルガー将軍とベルゲ将軍がいますからね。こちらも、発動されてしまうと考えるべきでしょう」

ネーロ「ただ『元々は他に取り柄の無い私自身が魔力を流すことを想定して用意した陣』ですからね」

ネーロ「他の人が作動しても『不完全な仕上がり』になってしまうことでしょう」

ジーク「……結界に『穴』が生まれる可能性があると?」

ネーロ「はい。上手くその『穴』を潜り抜ければ、結界に弾かれることもないでしょう」

ネーロ「ですが『万が一転移妨害をされた場合はこちらは予定地から離れた場所に弾かれた挙句、相手にも存在がばれます』」

ネーロ「そして有りえないとは思いますが『結界が敵を感知した瞬間に転移を使わずとも敵を迎撃する』仕様になっていると……」ブル…

ユージーン「もうそれ転移妨害結界じゃなくて、完全な防御結界じゃねえか……」ゴクリ…

イアン「……む? 迎撃の方がより凶悪そうだが、君はそうしていないということか?」

ネーロ「できなかった、が正しいです。私の転移対策の結界は、転移魔法の知識を応用して作ったものですから」

ネーロ「相手を感知して迎撃……これは『攻撃魔法のかなりの才能』がなければ実現できないんです……」

イアン「最悪の結界が用意されていることはないということか……」


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