【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい10
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◆gEU9La026k
[saga]
2021/10/25(月) 23:05:47.33 ID:R54Tjzk+0
「いあんしゃまぁ、もう、もう大丈夫れすよぉ……?」
「もう、わらひのからだ……いあんしゃまが欲しくて、欲しくてぇ……♪」
「ああ、ありがとうミナ……!」
ミナは蕩けきり、普段の清楚な雰囲気はどこかへと旅立ってしまっていた。
誰にでも敬語を欠かさないその真面目な口ぶりも、呂律は回らず舌足らずなものになっている。
それでも変わっていないのは――その優しい微笑みだ。
「……だが、私はミナを壊したくないんだ……もう少しだけ、身体を慣らそう」
「ひぅぅ……!? だいじょうぶ、なのにぃ……♪ いあんしゃま、うけとめ、て……ぇ♪」
少し休ませていた乳首をきゅうと摘み上げれば、ミナの身体は鋭敏に反応を示す。
どうにも彼女は感じやすい体質らしいと、イアンは頭の片隅にそれをしっかりと記憶していく。
どうしてこうなってしまったかといえば……原因はイアンとミナ二人にあるだろう。
彼は責任感が強く……忍耐を得意とする男であった。
そして恐れていたことは――ミナに嫌われてしまうこと。
抑えきれない性欲を前に、それでも彼は抗おうとした。
それをどうにかしようと、イアンの苦しみを放っておけないミナが救いの手を差し伸べた。
葛藤し耐えるくらいなら、性欲をすっきりと発散させるべき。それは間違った考えではない。
「ミナ……」
しかしことイアンにおいて、この救いの手は同時に魔の誘いでもあった。
総動員させている理性を崩す――ミナに嫌われてしまうであろう行為をしでかしかねないからだ。
結果としてイアンはミナの奉仕で快感を得ると同時に罪悪感も覚えていた。
誘惑に負け、彼女の優しさに甘え性処理をさせてしまっているのだと。
そしてイアンのその感情は、ミナにも影響を与えていた。
本当は別の想い人がいるかもしれないイアンに対し、救いの手を免罪符に性行為を持ちかけている。
独りよがりの奉仕をしてしまっているのだと……ミナはミナで罪悪感を覚えていた。
「いあんしゃまぁ……」
現状を見てしまえば、取り越し苦労もいいところである。
お互いが想い合っていながら……
奥手な性格が災いしてか、好きだ愛しているという言葉を一切口にできなかったことが一番駄目な点だろう。
だからこそ、逆に言ってしまえば。
「――愛している」
「――愛しています」
その言葉を一度でも口にすれば、これまでの反動も手伝いまさしくどろどろの沼のように深みに嵌まっていく。
立場を弁えようとしていたミナも、イアンの執拗すぎる愛撫を未経験の身体に受ければその刺激で何かが弾け飛ぶに決まっている。
イアンとしては一切の他意は無く、只々ミナが大切で万が一にも壊したくないからこそ念入りにしたに過ぎないのだが……
結果として、順序がおかしくなっているが二人はお互いの想いを理解した。
そしてかたや自身の理想の体現者とも言える聖女。
かたや過保護と言われても言い返せない程に自分の身を案じてくれる騎士。
一度開いてしまった扉を閉めて後ろに戻るなどという考えは、最初から用意されていなかった。
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