【安価・コンマ】Cランク神獣「Sランクまでよじ登る」(その3)
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◆lFOXrxX/4g
[saga]
2021/12/06(月) 14:13:22.51 ID:+3lKDUP00
鉄陸雲丹「ウン・タン・ウン・タン」
ウォルフ「よーし...じゃあ、あれたおそう」
ナガレ「倒しますか。......しかし、どうやって攻撃しますか? あのままでは、周りのトゲが刺さって逆にダメージを受けてしまいそうですね」
キノ「うえはとげとげ。だけど、したは......?」
ナガレ「下、ですか。確かに、あのトゲで動くのは難しそうですね......もしかしたら、底面に柔らかい弱点があるかもしれませんね」
ウォルフ「じゃあひっくりかえす?」
キノ「ひっくりかえす! ......どうやって? すごくとげとげ......」
ナガレ「そこがキモですね......」
3人は円陣を組むと、あのウニをひっくり返すための作戦を立てていった。
◆
ウォルフ「よし、じゅんびおっけー......!」
ナガレ「こっちもです」
キノ「ふたりとも、がんばって!」
ウォルフとナガレは通りを挟んで建物の陰に隠れ、それぞれ既に断線して通電していない電柱のケーブルの端を口にしていた。
ケーブルはウニの進行上の地面に置かれており、このままウニがケーブルを踏んだらそこでケーブルを引っ張ってひっくり返すという作戦だ。
キノは2人ほど握力も顎力もないので、応援していた。
鉄陸雲丹「ウン・タン・ウン・タン・ウン・タン」
ウォルフ「きたよ.........!」
ナガレ「......僕の合図で引っ張ってください......! .........3、2、1.........今っ!」
ウォルフ「ぅうんっ!」
ウニがケーブルを踏んだ瞬間、ナガレとウォルフはそれを思い切り引っ張った。
ビンッとケーブルが張られ、その瞬間ウニはひっくり返.........
鉄陸雲丹「ウン・タン・ウン・タン」
......らなかった。
ウォルフ「おもぉおおぉぉぉおぉぉぉぉっ!!!」
ナガレ「くっ、くくくっ! 鉱石っぽいなって思っていたら、重さも鉱石なんですねっ! これは無理っ、ですっ!!!」
キノ「がんばれっ! ウォルフ、ナガレっ!」
ウニは変わらずケーブルを踏みながらゆっくりと移動しており、ウォルフとナガレがどんなにひっぱっても全然浮き上がらなかった。
ウォルフ「んんんんんぅうぅぅっ、うわぁぁっ!?」ゴロゴロゴロッ
キノ「ウォルフーーっ!!!」
ナガレ「あっ、ケーブルを越えてしまいましたか......むう、こんなに重いとは予想外でした......引っ張る方向を変える必要がありそうですね」
急に重量が無くなったことでウォルフはつんのめって転がった。
ナガレ「上方向にひっぱるのがダメでしたから、やっぱりやるとしたらテコを利用するしかないですね......そうなると足で踏ん張って、ウニの進行方向とは逆に引っ張れば......そうなると作用点は......」
ウォルフ「ねー、ナガレたすけてー。こんがらがったー」
キノ「ナガレー」
転がったウォルフはそのままケーブルを巻き取ってこんがらがってしまったが、しばらくナガレは自分の世界に入ってしまい、ウォルフが助けられたのは5分後の事だった。
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