【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【6頁目】
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106: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2021/12/15(水) 22:01:01.41 ID:YcVnjQqNo

歌野は、大丈夫だろう。

陽乃との距離が近づいたことで、

余分に必要だったように感じられた分が削げ落ちることなくダイレクトに歌野の方へと伝わり、

この異様な世界に陽乃が足を突っ込む以前よりは

まともに力を使えるようになっているはず。

そして、千景は助けたくない。

いや、千景が助けられたくないだろうし、

嫌な話、完全犯罪が可能なこの世界で、

背中から切り付けてきそうな相手のところに向かうほど、陽乃は命を捨てていない。

そして、友奈はその千景が一番強く肩入れしている相手だ。

陽乃が友奈の方に向かったと知れば、

殺すために向かったとでも思って、何かしてこないとも限らない。

となれば、やはり。

陽乃「ッ――」

陽乃は力強く足場になっている木の根を踏みしめて、駆け出す。


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