怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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12:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:25:46.20 ID:z8WhOIbA0
工事現場は燦々たるありさまだった。ネジ、鉄骨、鉄板、ブルドーザーやショベルカーの部品に至るまでありとあらゆる金属が失われている。
違う、食い散らかされている。
かろうじて残った何かの欠片からは歯形のようなものが見てとれる。
ガウス「酷いなこれは…金属嫌いの妖精とかの仕業かな」
バレッタ「ここにも鏡がありますね…」
砕け散った鏡の欠片を眺めながらバレッタは言う。欠片は大きいのから小さいのまであって特に大きな破片を見ると、元は相当巨大な一枚の鏡であったことが分かる。
バレッタ「砕いて証拠隠滅のつもりでしょうか。どうです鏡人族の気配は?」
ガウス「んー…におうね。種類まではわかんないけど、彼らのにおいは独特だからね」
ガウス「人間の鼻で感じとれるものでもないけど…少しは気にした方がいいな。石鹸使う文化とかないのかな?」
ガウスの軽口を無視してバレッタは鏡の欠片をつまむ。
パッと見ただけではわからないが、よく見ると鏡人族が使用した鏡特有の僅かな変色が見える。
紫の変色は一枚鏡と丸鏡、変わり種だと三面鏡人であることが多い。
バレッタ「近くにメイン“通路”があるはずです。これまでの被害現場と照らし合わせれば…さんかく自然公園辺りでしょうか」
バレッタ「歯形については…分かりませんね。ドラグの仲間に似ていますがこのサイズのドラグとは…」
ガウス「ペットの餌に困った貧乏鏡人とか?ダメだね責任持てないのに生き物なんか飼っちゃ…」
バレッタ「ただのドラグでもありませんね。鉄を食べるドラグは知りません。新種かも…」カツ…カツ…カツ…
ガウス「んー…考え事に入っちゃったか…ありゃしばらく何も耳に入らないぞ」
目星をつけたさんかく自然公園に向かって歩き出すバレッタ。その後を追うガウス。
ガウス(どうせ聞こえないなら言わなくてもいいかな…?問題になったらその時考えればいいだけだしね)ザッ、ザッ、ザッ…
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