怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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11:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:24:39.24 ID:z8WhOIbA0
バレッタ(そりゃあ私だって格好よく決めたいところですけども)

バレッタ(子供の手前、大人が不安に怯える姿を見せるのはよくないってのもそうですし)

しかしはっきり言ってかなり怖い。これまでの常識が通用しない何かが起きている。
何か起きているのにそれらしい対処もできず、ただ時が過ぎるのを待つだけ。
無邪気にはしゃぐ子供の頭に手を置いても、自分の手が震えていることに気づくと、己の情けなさを分からされるばかり。

バレッタ(無力ですね、どうにも…)

結局子供には適当なことを言って何とかその場は凌いだ。

ガウス「いいのかなバレちゃん。正直に言わなくて?私には分かりません怖いです無理無理カタツムリのお手上げでーす…ってね」

バレッタ「うるさいですガウス、うるさい。バレちゃん言うな」

呆れるほど能天気で薄っぺらく、気の抜けたような疲れたような大人の声。フェルディナンド・ガウス。怪異だ。
女性にしては背の高いバレッタを上回る高身長にガッシリとした体格。一見、人間とそう変わらない見た目をしているが、肩口や背中からのふわりとした霊気が彼の正体を物語っている。怪異のなかでも上位の悪魔種、ガルグイユ属の一体である。
今は霊体化しているが、ガウスと契約した身であるバレッタには朧気ながらその姿と声を認識できる。

バレッタ「あなたからは何か分かりませんか?」

ガウス「分かるわけないでしょ医者じゃあるまいし…。人間同士なら死体を見て無条件で何もかも分かったりするのかな?」

ダメダメコンビだ。てんで頼りにならない。

ガウス「そいつはどうもね。じゃあ、そんな頼りにならないダメコンビはダメらしく、分からないことはオトナのヒトに任せて、僕らは大人しく今の仕事に集中しましょ」

バレッタ「い、言われなくともそのつもりです。ちょうどこの近くに件の工事現場があります。向かいますよ」


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