怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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17:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:33:59.86 ID:z8WhOIbA0
「よく見たら面白そうなオモチャ持ってるじゃんか。その隠してるやつ出してみろよ」

隠し持っているショッカーも見破られた。それは別にどうでもいいのだが、このまま女に従うべきか。
まごついていると、女はニヤリと

「ビビるこたないだろ。私とお前の仲じゃんか、なあガーベラ・ソリィバレッタ?」

背後でガウスがたじろぐ声が聞こえた気がした。
ソリィバレッタ。バレッタをその名で呼ぶのは大抵、敵か味方だ。
今、目の前で悪意の笑顔を作るこの女は味方だろうか?
にやにやと意地悪く笑う女の前で、隠し持ったショッカーを強く握る。
やってみよう。もう意表は突けないだろうが不意を打つくらいはできる。

バレッタ「──御免!」ザッ

「…ん」ス…

ガシィイイン!

防御に突き出された腕に押し当てられるショッカーのリング。
そのままショッカーの引き金を引く。

カチッ

シィー…ン

バレッタ「え…」

何も起こらない。ショッカーのリングは相変わらずぼんやりとした鈍い赤色をしているだけだ。
怪異の霊気に反応していない。
呆気にとられていると、

ズ…ッ

バレッタ「う」

ゆったりとした優しい裏拳。赤子の肌に触れるような気遣いで当てられたそれはしかしバレッタにそれ以上の思考を許さなかった。

バレッタ「あ…く…」ヨロロ…

ガッ ズシアッ

バレッタ「がッ…は…!あっ…か…は…っ」

「あ?頑丈ね。正直ちょっと力加減、間違えたんだけどな…。丈夫なカラダに感謝しろよ?」

ガウス「ガーベラ!」

ガウスが心配して駆け寄る。心配のあまり軽薄そうな雰囲気の消えた顔が増えたり減ったりしながら揺れている。

ガウス「だとしたらかなりマズイね。ごめんね、おじさんちょっと気を抜いた。落ち着いて、ゆっくり息を…」

「マジダッサ。それ故障してんじゃない?道具の手入れぐらいちゃんとしとけっつーの…」

二人の悪魔の声を耳にしながら、バレッタは意識を手放した。


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