怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
↓ 1- 覧 板 20
16:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:30:49.95 ID:z8WhOIbA0
ともあれ尾行はバレていたようだ。バレッタは素直に姿を見せることにする。
「で、何の用?ナンパならお断りだぜ。ほら!」
そう言って嬉しそうに左手をひらひらと振る。薬指にはきらりとゴールドのリング。
バレッタにはその意味はわからなかったが、女は敵意を見せているわけではないと判断し、少し距離を詰める。
バレッタ「すみません、尾けたわけでは…。ここが…どこか分かりますか?道に迷ったんですが…」
武器を隠し、迷い込んだ一般人を装う。
この女が犯人かそれに繋がる人物だとしたら素性を明かせば逃げられるかもしれない。
女は突然ぎゅっとした笑顔になり、わざとらしいほど弾んだ声で答える。
「そう、そうね。あなたは道に迷っただけだし、私はただお花でも摘みにここへ来たのかしら。テメェの後ろにいるそこのクソもただうっかり偶然迷い込んだだけの野良怪異なんでしょう」
「なんてな。うっかり鏡面なんか通るヤツがあるか?冗談よせよ。知らないフリして契約した怪異なんか引き連れて、しかもソイツは隠れんぼ真っ最中ときたもんだ!」
きゃらきゃらとおかしそうに笑う女とは逆に心臓を素手で掴まれたような気分。霊体化したガウスを認識している。
普段ちゃらんぽらんでもガウスは悪魔だ。怪異のなかでも上位種である悪魔の霊体を見破れる目はそうない。
ガウス「まいったね…手を抜いたつもりはなかったんだけど。おじさんももう年なのかな?」
ガウスの軽口にも心なしかいつもの余裕を感じられない。
その反応を見て気をよくしたのか女は笑顔で続ける。
193Res/155.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20