怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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21:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:39:43.66 ID:z8WhOIbA0
メタドラグ「これは奇異。そして不遜、不敬、愚かなり。見るがいい人間よ」
ブァサッ
金属の骨にカーボンの皮膜。巨大な翼を広げたドラグの胸部前面には装甲プリズムジェムが怪しげに煌めいている。
メタドラグ「そして感じるがいい。平伏し崇め奉れ。貴様のま見えるはドラグの中のドラグ。王の中の王。この世を支配すべき、選ばれし王者なるぞ」
メタドラグ「支配者たる余の礎となれるのだ。喜んで貢ぐが弱者の務めというもの」
バレッタ「そんな勝手な理屈!」
メタドラグ「いったな!」
プリズムジェムが一層力強くきらめく。誇り高きドラグのジェムズ・ヴィジョンアイが怒りに燃える。
風がざわめき、木々が揺らされ、夜が怯える。
メタドラグ「ただの人間、何するものぞ。恐れ多くも貴様の相立つは選ばれしドラグの王!それをたった一人で…」
ガウス「ビンゴだね。今だ、嬢ちゃん!コイツはオレたちに気づいてない!」サッ
ガザザッ
愚かな人間の背後の茂みが唐突に揺れ、気を取られたドラグは針の穴に糸を通すような一瞬の隙を突かれた。卑怯にも突如空中から首に掴まるように現れた、奇っ怪な不届き者に不覚にも接近を許したのだ。
メタドラグ「ヌォオオオオオオ──!」
「いっただき──ぃ!ほら暴れんじゃねェよザコ!大人しく私のオモチャに…なれ!」
ブゥン!ブゥン、ブウウン!
メタドラグ「不敬!不敬ィ、不敬ィイイ───ッ!」バザザッ!バザッズァバッ
ヴァッザアッ
気高きドラグは安い挑発には決して反応せず、見苦しく首を振り回したりせず、極めて冷静に誇り高く、恐ろしいほど静かに夜空へ飛び立った。
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