怪異探偵ソリィバレッタ「赤いドレスは血の先触れ」
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9:おれを ◆MVS19SfNUQ[sage saga]
2022/03/05(土) 03:19:48.12 ID:z8WhOIbA0
「」ズァバッ
(勢いよく身を起こす音)。これはどうしたことだろうか。二度と動かぬはずの彼女の肢体がまるで生きているかのようにすらりと立ち上がる。
この映画のジャンルはゾンビものじゃないぞ。彼女はまたしても出演する番組を間違えた。
(………………)
「よし、決まったぜ☆」
彼女はつまらなそうに死体を眺め──かわいい。何度目になるか分からないが惚れ直しそうだ。
くっ…踏みとどまれ私、これ以上恋をしたら頭がどうにかなってしまう♡っ
「決まったか?決まってないな。テメェのせいだぞ頭パープリン」
「浮かれポンチの地の文のせいでジャンルがコメディになっちまった…もう誰もこの話を真面目には読まねえ」カツン
スカートの裾を翻し、彼女は歩き出す。
どこから来たのか?どこへ向かうのか?闇の心を知るものは彼女の他に誰もいない。
住所とか連絡先を聞きたい気分になる。どうせ意味ないのに。
「次からはもうちょっと真面目にやれよ?こういうこと続けるなら誰も見なくなるんだからな」
「つーかそれいつまで続けるワケ?気持ち悪いんだけど」
浮気しないって10回言って
「浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません浮気しません…」カツン、カツン、カツン
浮気じゃないやつもやめてね?
「心配性だな。ちゃんとお前も私のこと愛しろよ?」
うん
「私だけ見て、私だけ大切にして」
うん…うん。
「私だけを特別に、私だけに夢中になってろよ?」
うん…うん!好き!好き!
「よろしい。ちゃんと私のブタやってろ?」
はーい好き
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