【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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113: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/04/03(日) 18:46:30.29 ID:Z6kqpt/co

陽乃「本題だけど、死ぬ覚悟はできているのよね?」

包み隠すことをしていない率直な問い

けれど、ひなたも、それを問われた水都も驚くことなく、頷く。

その奥にいる歌野も、それを聞く意味なんてないとでも言いたげな表情を浮かべている。

陽乃「私は責任を取らないし、貴女達を守ってあげることもしない。それでも?」

水都「それでもです。命懸けの勇者を助けるなら、命懸けになるのは当然だから」

陽乃「当然だなんて、随分と大きく出たじゃない。貴女の命が勇者と同じくらいの価値があるとでも思ってるの?」

水都「思ってません」

水都は、悩むことなく断じる。

自分のことを貶されているようなものなのに、

水都は、なぜだか自信に満ちている。

水都「だから――」

陽乃「それは、とてもご立派なことね」

歌野「やっぱり、久遠さんはそういうのが嫌いなのね」

陽乃「はぁ?」

歌野「久遠さんってば、自分のことはすっごく軽く見ているのに、他の人のことは人一倍重く見てる」

歌野はまるで、水都と示し合わせていたみたいに、すらすらと言葉を並べる。

陽乃が命を軽んじる発言は好まないこと

それは勇者であれ巫女であれ同じであること。

巫女であれ、勇者であれ、ただの人であれ……等しく、見ているということ。

歌野「でもだから、私達は等しくあるべきなのよ。久遠さんが命を賭けるなら、それにつり合うだけ本気でいないといけないわ」

水都「死ぬのが怖くないと言えば嘘になっちゃいますけど、でも……いつ死んでもおかしくない戦いを目にして、そこで戦っている人達がいると知っていて、出来ることがあるって知っていて、それでも何にもしないなんて、私は絶対に嫌だから」



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