【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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286: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/07(土) 18:31:41.71 ID:aeomgeKDo
陽乃に投げられた紙を広げたひなたは、
優しい激励とは思えない罵詈雑言に思わず手に力を込めてしまう。
千景や、その両親には辛い言葉だ。
それを平気で書きなぐり、あまつさえ差し出せてしまう人の悪意に心が痛み、
冗談でもそれを優しい激励と言えてしまう陽乃にも、傾く。
軟禁される以前から、陽乃の評判は最悪だった。
3年前から、相当――酷いことになっている。
それは現実的にも、ネット上でも変わらずに、陽乃へと向けられていた。
だから【クズ】と書かれていても【死ね】と書かれていても、
陽乃は特別、何も思わないのだろう。
ひなた「激励ではありませんよ。これは、罵倒というんです」
陽乃「そう? クズがクズと言って、生かされてることも知らないくせに死ねって言ってるなんて、馬鹿みたいじゃない?」
ひなた「どうしてそう、笑えるんですか……」
陽乃「こんなのにいちいち怒ってたらキリがないでしょ。貴女は相手してあげるの? 説明会とかしてあげるの?」
私だったら。と、
陽乃はにこやかに笑って他の紙を開いてひなたへと見せる。
陽乃「ツアーに引き摺り出して役立って貰うわね。役立たずって言えるほど、自分が有益だって思っている人もいるみたいだから」
実際、餌には使えそうだなんて陽乃は呟く。
ひなた「怖いこと言わないでください」
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