【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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293: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/05/08(日) 00:21:41.78 ID:x8kzl1ISo
歌野がいたら何か茶化しの1つでも入れられるのだろうか。なんて、
ひなたは掴んだままの手を握る。
当然のように握り返されたりはしないものの、
煩わしいと振り払われることもなく、
少しは距離も縮まったのかとひなたは陽乃の様子を窺って。
ひなた「久遠さん……その、差し出がましいことだとは思いますが、一つだけ」
陽乃「それを言ったってどうにもならないことだって、理解はしているのね?」
ひなた「……」
陽乃を見るひなたの一方で、陽乃はひなたのことを全く見ていない。
しかし、その動きを見ているかのようにふっと息を吐く。
ひなた「可能な限り、千景さんを気遣って頂けないでしょうか」
千景は現状、どうしようもない。
内も外も完全に取りつく島がない状態で、殺意さえある。
それと比べれば、
言葉はきついが内心では突っ撥ね切れていないのが垣間見えている陽乃の方がまだ、
話が通じるし、冷静に対処してくれる。はず……と、ひなたは申し出る。
ひなた「どちらも反発し合うか、片方だけでも歩み寄る姿勢を取れるかで全く違ってくると思うので……」
1、それで貴女が殺されるとしても私は責任取らないわよ
2、無理に決まってるでしょ
3、今でも十分気遣ってあげてるじゃない
4、で? それをして私に何か利益があるの?
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