【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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650: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/09/24(土) 22:35:56.22 ID:wLja98K10
杏はそもそも球子が少しでも無事でいられるようにと思ってのことだろうけれど、
きっと、球子が精霊の力を安易に使えないように制限したいと考えているだろう。
自分の命だけならば躊躇しないが、それが安芸真鈴の命もかかわってくるとなったら、
球子は本当に必要な時にしか精霊を使えなくなるだろう。
もちろん、その一瞬の躊躇いが命取りになりかねないのがバーテックスとの戦いであるため、
正直に言ってしまえば、デメリットしかないとも言える。
けれど、それはあくまで、人の命を軽んじた場合だ。
陽乃「土居さんが死のうが、伊予島さんが死のうが、私にとっては……」
――どうだっていい。
そう言いかけた陽乃は、口を噤んで飲み込む。
一応は気遣ってあげるとしたのだから、多少は言葉を選んであげるべきだと思って。
陽乃「大して影響がないけれど、まぁ、土居さんはともかく、伊予島さんのご両親には恩もあるから」
そののちに色々とあったものだから、帳消しになったと吐き捨てても構わないとは思うものの、
それはそれ、これはこれだ。
陽乃「だから、伊予島さんの味方をしてあげるのよ」
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