【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【7頁目】
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74: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2022/03/23(水) 23:20:20.55 ID:vbccsoeaO

自分が最強だなんて、うぬぼれたことはなかった。

諏訪では、そう言って胸を張っていなければみんなを不安にさせてしまうから頑張っていたけれど、

ここに至ってまで、そんな無理をする必要はないだろうと歌野は思っている。

陽乃屋、若葉達は諏訪を3年間も守ってきた実績があるだなんて言っているけれど、

だとしても、歌野はある程度の実力があるだけだとしか思っていない。

今、陽乃に次ぐ戦力として考えて貰えているのは、

その陽乃の力を借り受けているからに過ぎないと、思っていた。

だから、歌野は嘲笑するように笑う。

どうせ、その心の内だって……隠せてはいないだろうからと。

歌野「私が弱いのは良く分かってる。だから、宇迦之御魂大神様の御力を借りたんだもの。それでも足りないから私は手っ取り早く強くなろうとしてるだけ。野菜の品種改良をするみたいに」

それは陽乃が嫌いなことだ。

陽乃は、本人に力があるかどうかなんて全く求めていない。

自分でどうにでもできてしまうから、相手に求めていることはただ一つ。

抗おうという気概があるかどうか。

武器を手に立ち向かえなくたっていい。

背中を向けて、全身全霊で逃げようと、生きようと。

そうするだけの力があるのなら、それで十分だと考えている。

もちろん、そんなことは言わないけれど。

歌野「……久遠さん。体が治ったら、勝負しましょ」


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