R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part4
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63:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2023/08/08(火) 09:46:19.38 ID:uAOHDCs20
もう進めちゃうかな!

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<<ファンタズマ視点>>


「う、うわ〜っ!」

ファンタズマの大通りでは街の人々が頭上を見上げて口々に騒いでいた。

「て、天井から! 天井からなにか木の根っこみたいのが伸びてきたぞー!」

その喧騒は宿屋にいるツバキやミルキィ、そして訪れていた吸血商人セウェルスの耳にも飛び込んでくる。

「まさか…もう2階まで来てるのか! 塔の階層を隔てる空間の壁は簡単には破れないハズなんだけどねぇ!?」

セウェルスが窓から身を乗り出して上を見上げ、ツバキとミルキィもそれに続いた。

「あれは!?」

街の上方、すなわちタワー二階の天井の一部を突き破りながら。

先ほどセウェルスが伝えた怪植物らしきモノ…その根や茎のようなモノが、次第に街に向かって降りてきていたのだ。

「あ…あれがさっき貴様の言っていた怪植物なのか」

困惑しつつも真剣な目で頭上の脅威を睨みつけるツバキ。

「そうさ。4階のオークたちの生命力を喰らいながら成長し、ついにはこの階層にまで浸食してきたってわけだ」

「じゃ、じゃあ…まさかあの植物の根ががこの街にまで届いたら…」

「むろん、次はこの街の住人や冒険者が犠牲になるだろうね」

ミルキィの不吉な問いかけに、セウェルスはあっさりと答える。

「そんな! ツバキ、まずいよ! そうなる前にみんなを避難させないと!」

「ならば移動用の魔法陣だ! アレを使って塔の外へと皆を連れ出すことができれば…」

そう口にするツバキだったが、同時に自分の言葉に疑念を感じてもいた。

(いや…そんなことができるのか? 魔法陣での移動は魔力球をカギとして使用できる者だけのはずでは…)

だが、それでも。

今は街の人々を避難させることが先決であるし、それ以外の方法が思いつかない。

「くそ、考えるのは後だ! ミルキィ、行くぞ! 街の人々を魔法陣へ誘導するんだ!」

「わ、わかった!」

部屋を飛び出していくツバキとそれに続くミルキィ。

と、出ていく寸前でミルキィが振り返りざまにセウェルスに呼びかける。

「セウェルス! その子たちを安全なところへお願いね!」


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