R-18 安価とコンマでダンジョンタワー攻略 Part4
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98:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2023/09/04(月) 21:32:35.52 ID:rSUN50VM0


「は。あんさん、正気ですのん? ほんまに、あないなヤバいもんに手を出すつもりなん? 街を守るために?」

おきつね堂ファンタズマ支店、その応接室で。

吸血商人セウェルスとおきつね堂の女主人『柚』が向かい合っていた。

呆れたような、小馬鹿にしたような柚の言葉に、しかしセウェルスは飄々とした態度で応える。

「いやぁ、あの木の化け物を放っておくほうがヤバいでしょ。下手すりゃ街どころか世界の危機だし。それとも」

吸血商人が少し意地悪な笑みを浮かべる。

「天下のおきつね堂の在庫や人脈をもってしても、『アレ』の材料を揃えることは不可能なのかい?」

挑発めいた吸血商人の言葉に、女主人は不敵な微笑みをたたえて言った。

「ふん…ま、ええわ。うちもこの街ではぎょうさん稼がせてもろとるし…日頃のご愛顧に感謝、いうやつやね」

「おぉ、流石は柚さん! 持つべきものは太っ腹な商談相手ですなぁ!」

「…なんか失礼な褒め言葉やねぇ」

それにしても、と柚が続ける。

「吸血鬼のあんさんが、えらく人間の世界に肩入れするやないの。どういう風の吹き回し?」

「ん〜? 僕のスタンスはそんなに変わったつもりはないよ。ただ…そうだね」

飄々とした態度は崩さずに…吸血商人はほんの少し柔和に笑って、言った。

「最近ね。少し、人間のことが好きになる出来事があったのさ」




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