【安価】エロモンスターダンジョンクエスト
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335: ◆WEXKq961xY[saga]
2023/04/14(金) 20:45:26.11 ID:bQAI1zUno
…

 ミリィの持ってきたテントを張っていると、聞き覚えのある声が飛んできた。

「おや、君たちは…」

ミリィ「! フレイ、それにルイン。偶然ね」

 先日、エントランスの屋台で相席した、女戦士フレイとエルフのルインだった。この辺りで捕まえたのか、フレイの手には大きな兎が握られている。

フレイ「とあるクエストで、深層に向かっている途中だった。ここを逃せば、気軽に野宿できない層が続くからな」

ミリィ「あたしたちも、クエストで来たの。目的地はまだ先だけど、日が暮れるし、今日はここで休むわ」

フレイ「では、隣にテントを張らせてもらおう。集まっていたほうが安全だからな」

フワル「願ってもないことです」

ルイン「…」

 フレイの後ろで、ルインは黙々とテントを建てている。地面に杭を打ち付けながら、彼女はちらりとフワルを見た。

フワル「…?」

ルイン「…悩み事?」

フワル「! あ、その…」

 言い淀むフワルを他所に、再びテント設営に集中するルイン。

パペマ「…石、拾ってきた」

フワル「あ…じゃあ、この辺りに丸く並べて、枯れ枝を積んで…」

…

 焚き火で、兎が焼かれている。火をつつきながら、ルインがふと口を開いた。

ルイン「…さっきの話」

フワル「…! あの、悩み事」

 ルインが頷く。そもそも彼女の声を聞いたことのないカツラギたちは、興味津々にルインの方を見た。

ルイン「言ってご覧」

フワル「あの…わたしたちの目指す場所は、本当に正しいのか…」

カツラギ「それは、アルラウネが木の多い場所にいるって情報が、本当に正しいのか、ってことだよな?」

フワル「」コクン

ルイン「どうして、疑う?」

フワル「だって…冒険者を、いっぱい攫って、手元に置いてるんですよね? それも、逃げ出そうと思えば逃げ出せるくらい、元気な状態で…食べ物とか、保つのかなって」

カツラギ「確かに…」

 普通のドリアードであれば、同種同士で助け合うこともできるだろうが、アルラウネは異端の変異種だ。

フワル「もし、その場から動けないまま、どんどん冒険者を捕まえてるなら…食べ物も植物も、どんどん無くなっていく…」

ルイン「ドリアードの花の蜜は、それだけで生物を生き長らえさせる。大地から栄養を汲み上げれば、いくらでも分泌できる」

フワル「だとしても、普通は大勢の人間を養ったりしないと思うんです。そんなことをしたら、大地はあっという間に枯れ果てて…」


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