123: ◆m3eT9sbstgM1[saga]
2023/07/06(木) 20:58:18.35 ID:TpbPfRSpO
「全く……困ったものだ……」
紫桜と別れた冬は家路を急ぐ。
今は夜に帷が降りた夏夜、女性、特に若い冬のような女子高生には魔獣という脅威と同じくらい変質者が恐ろしいからだ。
ただ、冬の足取りは重い。
人から生じる負の存在ーー魔獣
それを倒すべく力をもらった魔法少女
全てが夢のことのようだが、冬の首に巻かれたピンク色のカウベルが現実だと教えていた。
彼女が歩くたびにカロンカロンと軽い音が鳴っていた。
「ごめんなさい。冬、オレの説明が足りていなかったようだね」
あなたは冬の肩に乗りながら頭を下げて謝罪した。
あんな破廉恥なものになるとはあなたも予想外だったのだ。
冬はあなたをみていたが、もう一度ため息をつく。
「謝罪するな、貴様。後悔していないとは嘘になるが、私が選んだ、そこには貴様の落ち度ではないさ、私の落ち度だよ」
そう言ってあなたの頭を軽く撫でる。
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