【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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◆AZbDPlV/MM
[saga]
2024/11/08(金) 17:04:11.61 ID:o1ZhcnGo0
あきらの部屋に招かれた栞は、自分のために常備されている、座り慣れた椅子に腰掛ける。幼い頃はふたりでゲームをしたりしていたが、いつからか、ふたりでなにかをするでもなく、各々好きなように過ごすだけだが、お互いの存在が近くに感じられていれば充分になっていた。そんな過ごし慣れた部屋の空気が重い。その重さは、栞だけが背負っているのだが。
あきら 「そうだなー……」
椅子に座り、視線を交わして暫くして、あきらが口を開く。
あきら 「まず、言っとかないといけないのは、俺が異星人ってことかな」
栞 「……え」
異星人という言葉が出てくるとは思わず、栞は面食らう。しかし、あきらの表情は真剣そのもので、真摯に打ち明けてくれているということは感じた。
栞 「じゃあ、お父様やお母様は?」
あきら 「養父母だよ。ふたりに拾われたか、誰かに拾われたのを施設で引き取られてから、ふたりに俺が渡ったのかは、確かめてないから知らないけど」
あきら 「親父と母さん、俺のこと実子として育ててくれてるし……ふたりから聴くまではこんままでいいかなって」
栞 「……」
まさかのカミングアウトに、栞は絶句する。両親共に、あきらを愛していることが目に見えて解るほど、羨ましい家族関係だっただけに、血の繋がりがないことに驚きを隠せない。産みの親より育ての親という言葉があるが、あきらの家族がそうだったとは夢にも思わなかっただろう。
あきら 「それを知った……てか、思い出したのが中二のとき」
栞 「あ……あきら君の生い立ちと関係が……?」
あきら 「そ。なんか俺さー、なんて惑星かは知らないんだけど、そこの王子らしくてさー」
栞 「お、王子……?!」
あきら 「笑うよなー?」
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