490: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/10(金) 13:48:58.27 ID:3fUF8r9EO
プログラムはつつがなく進行し、いよいよメインイベントが始まる。カーロンを始め、回復魔法のエキスパートが複数人待機しているとはいえ、得物を使った闘いに冷や汗をかく観客もいる。しかしアウトローな冒険者達は純粋に派手な勝負を求めていた。
ロイヤルボックスに座る王族から激励の言葉を貰った二人は片膝をついて応える。特にリラは内心王族に対する敬いの気持ちなどたかが知れていたが、しっかりやることはやるのだ。
カーロン「ホッホ。あのオーガに育てられた娘が一丁前になりおったわ。時が経つのははやいのう」
レン「今も食いたい時に食い、ヤリたいときヤってる野蛮人だけど」
カーロン「それでも勇者としての自覚があるのじゃから大したものよ。8つの頃なんて暴力がコミュニケーションじゃったぞ」
ミルカ「私と初めて会ったときも結構ピリついていたわ。それにしても…あの円の中だけで闘うなんて、シトリーやばくない。死ぬわよ」
レン(いやぁ風魔法も大分おっかないから。あとスタミナすげえんだよね体力も魔力も)
シトリーは背中に背負っていた蛇腹剣を手に取る。四角錐を積み重ねたような奇怪な剣は、シトリーの太刀筋とエンチャントされた風魔法により威力もトリッキーさも並みの冒険者では太刀打ちできないほど。
リラは両手両足にオリハルコンで作られた籠手と具足を装着していた。かなり重いが紅蓮の女勇者には関係ない。
リラ「くくくく盛り上がってると楽しくなってくるわな」
シトリー「闘いの愉悦に身を任せるのを良しとしない教えもあるけど、好敵手に自分の技を披露する機会に恵まれた幸運に感謝に堪えないね」
二人が構えると場内は静まりかある。そして開始を告げる銅鑼が鳴り響いた。
レン「がんばれ〜」
1002Res/835.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20