583: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/14(火) 01:39:28.35 ID:BHOY0g+pO
☆☆☆☆☆
隣町に無事到着した私は、二日後の帰路に同行するまで暇が与えられた。たかが60qちょっとの道に紅蓮の女勇者パーティを同行させるなんて大袈裟な貴族だと思ったけど、この街で聞いたところ最近あの道は物騒らしい。
ミルカ「フーーー」
深夜の広場、仰々しいモニュメントの上で座禅を組んでいた私は、野盗どもの事を思い出していた。奴らは山岳地帯を縄張りとする蛮族であり、それなりに大きいグループを形成しているのだという。
ミルカ「っつーことは、もし生意気にも敵討ちなんて考えていた場合、待ち伏せされてるかもしれないわね」
ああいう野蛮人どもは身内に対しては情深いがそれ以外は悉くゴミという考え方のやつが多い。そしてあの三人を斃したとき、まだ視線を感じていた。恐らく仲間が残っていて情報を持ち帰ったのだ。その証拠に
ミルカ(見られてる。しかもこいつは強い)
街中だというのに視線を感じる。雑魚のものではない、油断無く悟られぬよう注意し、品定めするような視線。見晴らしの良いこの場所でも視線の方向すら特定できなかった。
ミルカ(格闘職の手練れっぽい。何者…っていうか、野盗なんだろうけど)
この場で仕掛けてこないならそれで良い。兎に角あの道をまた使うのは危険だ。私はバトルマスターで野盗なんて物の数ではないが、何があるかわからない。帰りは運河を使うように貴族に進言しよう。
ミルカ「フーーーーー……」
それはそうとこの視線は気に入らない。そっちがその気ならば一晩中相手してやるわ。いい加減頭のなかでミーニャをボコボコにするのも虚しい。
☆☆☆☆☆
1002Res/835.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20