585: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/14(火) 03:55:36.96 ID:lmW+JKKbO
「くくくく」
ミルカ「何よ。帰るんなら寝てる四人持って帰れよ。ギリギリ生きてるし」
「お前乳でけーな」
ミルカ「バーカ!」
縮地法で瞬時に距離を詰める。仮面ごと顔面をぶち抜いて終わらせることにした。確かに私に負ける要素はない。ただひとつ、地の利を軽んじていた事を除いて。
「ずああ!」
ミルカ「!?」
身体を気の塊が叩いた。ぬかった。こいつ気を操れる。私の身体は弾き飛ばされ空中へ。このままでは崖から落ち、海面に叩きつけられる。
ミルカ「〜っオラァ!」
絶壁に生えた木に必死に伸ばした足を引っかけた。あっぶなぁ…!体勢を立て直して這い上がる。仮面の男は私が戻ってくるのを読んでいたらしく、堂に入った構えを解いていなかった。
ミルカ「今のが最後のチャンスだったわよ!」
「流石だよ戻ってくるなんて」
ミルカ「お前は野盗の用心棒か?それとも親玉か」
「何でもいいだろ。兎に角あの世間知らずの貴族どもは帰りに拉致、金目のものはすべての貰うぞ。身代金も期待できて割りのいい仕事だよ」
「貴族って、いいいいいぃいいーーーーーーーっ」
「ぱい金もってるもんなぁ!!」
ミルカ「……」
私はゴミみたいなことを言ってるこいつに呆れて声が出ないわけではない。いやそれもあるけど。声にどこか聞き覚えがある、雰囲気にも。私はこいつを知っている気がした。
ミルカ「………………お前」
「いつかの根性なしでも思い出したかミル姉」
ミルカ「お前!!」
「ちゃあ!」
そいつは出し抜けに地面に打った。しまった!断崖にヒビが入り崩壊する。私はなす術なく40メートル下の海面に落下していく。その時、バトルマスターとしての動体視力が仮面を外したそいつの顔をとらえた。
ミルカ「…〜っ!」
ジェン「バイバイ」
☆☆☆☆☆☆
ジェン「…………へっ、40メートル、岩と一緒に落下。浅い海面。死んだだろうな。だが」
ジェン「勇者パーティーってやつは気味が悪い。それに俺は小心者なんだ。よく知ってんだろ?」
ジェンは爆薬を取りだし、無慈悲に崖下放った。
ジェン「んじゃ行くかぁ、おいてめえらさっさと起きろ」
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