ハーレム勇者のTSもの【安価コンマ】
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586: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/14(火) 21:48:15.78 ID:WInjrAEC0

☆☆☆☆☆


ホテルに戻り、そして帰宅当日になってもミルカは現れなかった。仕方なしに貴族の親子はこの街のギルドで雇った手練れの三人パーティーに護衛を依頼し、街を発つことにした。


「お父様ミルカさんから連絡は無いのですか」


「うむ。紅蓮の女勇者パーティーだ、勝手に居なくなることはないと思うが…」


「それに、運河を使った方がいいと伝言があったみたいですけど。馬車でよろしいのですか」


「恐らくは行きで遭遇した野盗達を警戒しての事だろう。しかし、運河を使ってはかなりの遠回りになってしまう。明日の会合に間に合わない可能性もあるからな、そのために新たな冒険者の方々を雇ったのだ。大丈夫さ」


「貴族様お任せください。バトルマスターのミルカと言えばこの街でも有名です。その代わりを務められるとは光栄」


実績のある剣士、射手、スカウトの男三人パーティーの自信満々な姿を貴族も御者も信頼し、二頭の馬を走らせ始めた。


「しかし、こんなことは言いたくないが紅蓮の女勇者パーティーに逢ったら今回の件は話をしておかなくては」


「ミルカさん…」


☆☆☆☆☆☆


それは一瞬の出来事だった。山岳地帯の崖道を一時間ほど進んだ時、岩山の上から放たれた鋭い矢が馬を射た。二頭ともに脚を射られ、動きが封じられる。


「なんだ!おい、なぜスカウトのスキルに反応しなかった」


「こいつら、気配を消してやがった!野盗にそんな技術が…」


「崖の上に20人はいるぞ!」


御者の悲鳴が上がる。凶悪な武器を携えた野盗が20どころではなく30は待機している。そして彼らは首領である
ジェン仕込みの気配断ちを会得していたのだ。いかに手練れのパーティーでもこの数は無謀。


「おい!戻って応援を呼んでこい。お前なら15分もあればギルドまで戻れるだろ」


単純計算で行き帰りだけで30分。絶望的な時間だが仲間は絶対に必要。スカウトは道を高速移動で戻る。その速さは野盗の放つ矢を躱し、射程距離外へ離脱する。



ジェン「ふー速。まあ帰ってきて見つけられるのは、馬と護衛と御者の死体だけだがな!」


ジェンがポケットに手を入れたまま崖を滑り降りる。後ろでくくられた黒髪が揺れ、その目は残虐性に溢れていた。




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