873: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/01/28(火) 19:27:03.22 ID:FbvrrXkA0
蛇に睨まれた蛙とはこの事か。レンの視線を浴びたスライムは身動きがとれない。プルプルとほぼ水分の身体が恐怖で震えた。
「あっ……あ」
ミーニャ「スライム一匹残ってたんだ。ふう……消しとこっか」
アメリア「向かってきたらでいいと思うわぁ。ストラスが倒されたことは分かってるでしょうし逃げていくんじゃないかしら」
シア「どうかな〜。そこまでの知能無いんじゃないかな」
レン「ほれ、どっかいけ」
レンはシッシと手首を扇いでジェスチャーする。そして壁に寄りかかり体力の回復に努めた。彼女達も連戦でギリギリなのだ。
(た、たすかった!でも…………)
レン「……」
アメリア「……」
ミーニャ「ふー……」
シア「痛…………はあ……ふう」
スライムがどうやって見てるのかは分からないが勇者パーティを見る!明らかに満身創痍。死にかけと言ってもいい。妙な色気がスライムの思考に生まれる。
(いまなら…………殺れんじゃね?)
それは破滅の強欲。自分が吹けば飛ぶような存在だと分かっているはずのスライムが血迷おうとしていた。
(勇者パーティを倒せば魔王軍の幹部になれることを知ってる、もしかしたら最初で最後のチャンスかも)
そしてスライムはギャンブルを仕掛けた。身体をギリギリギリと伸ばし、力を溜めて加速した体当たり。それが彼のできる攻撃技の全てだ。一番近くにいたミーニャに向けてそれを放つ!
「死ね!」
ミーニャ「え?ぶっ!!?」
レン「ごはっ!」
シア「ぎゃっ」
アメリア「きゃん!」
なんとそれは集中が乱れたミーニャの防壁を破り顎に直撃、その後ピンボールの玉のように跳ね回り、勇者パーティ全員の急所に直撃する。
「ごぼぼっ……………………ど、どう、なった……?」
木にぶつかり止まったスライムが恐る恐る勇者パーティを見る。万分の一の賭けに勝った彼の前で、勇者パーティが全員気絶していた。
「マ、マジィ?……」
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