941: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/02/01(土) 14:27:46.51 ID:S26ig+ZO0
その日、ギルドは騒然としていた。レンは昼食のために立ち寄ったがそれどころではない様子だ。
レン「ラントさんなんだどうしたの?」
ラント「レーンちゃん、お触れ書き見たか?」
レン「見てない」
のんきなレンに慌てた様子のギルド職員のお姉さんが声をかけた。
「レーンちゃん!紅蓮の女勇者様はどこにいるかわかりますか?」
レン「いや今日は知らないなぁ。どうしたの」
「国からの発表で、オーガの里が人類との戦争を決断したと」
レン「ええ〜勘弁して。ていうかなんでよ」
ラント「ガイオウの件なんじゃねえかな」
レン「あれは魔王軍のオルソンのせいだろ!それにリラが里まで話通しに行ったって聞いたんだけど」
「それで、王族からも紅蓮の女勇者様に和平の使者となってほしいという緊急の依頼が来ております」
レン「リラの家は行ったの?」
「はい、ですが不在のようで…」
冷や汗まみれの職員、しかしそれも無理からぬ。オーガ族は魔物ではあるが魔族ではない。強大な力を持つが人類と進んで敵対する種族ではなかった。しかし闘うとなればオーガ族だけではなく、その力を崇拝する多くの魔物が協力するだろう。
「この国が傾くかも…はあああの人どこにいるのよ〜〜。レン様も全然帰ってこないし……!」
ギルド職員だけでなく冒険者たちも落ち着いてはいられない。かつてガイオウに同業者が容易く引き裂かれた記憶はまだ新しい。すると、ギルドの扉が開かれた。
リラ「おいレンいるか〜!」
レン「何のんきしてんだ!」
「紅蓮の女勇者様!さ、探してたんですよ、今までどこにっ」
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