942: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/02/01(土) 14:45:50.81 ID:S26ig+ZO0
受付のお姉さんがリラに駆け寄る。紅蓮の女勇者の手には大量の食料が抱えられていた。
リラ「慌てんなよおねーちゃん。オーガ族の件だろ、今手土産を用意してたところなんだ。人類の金なんか渡してみろよ、ブチギレられるぜ」
リラは物心つく前に捨てられ、オーガの里で育てられた。オーガとの交渉は彼女が最適なのだ。
レン「お前さー。前にガイオウのこと報告しに行ったとき変な誤解生むようなこと言ったんじゃないの?」
リラ「んな筈ねえと思うんだよな〜。だって報告しに言って数ヶ月経ってんだぞ。オーガってそんなに気は長くないからな」
「と、ともかく……この緊急依頼、受けて下さるのですね」
リラ「任せなおねーちゃん。私は勇者だぜ」
「あ、ありがとうございます!すぐに書類を作成しますので」
ギルド内に歓声が轟く。勇者レンがいない今、平和の象徴勇者の筆頭は御前試合を制した紅蓮の女勇者なのだ。
レン(なんか最近スゲー死亡説流れてんだよなぁ)
リラ「ただ、これから急いで私のペットポジョに乗って里へ向かうから、私のパーティが集まるのを待ってる時間はねえ、冗談抜きでオーガにとって一秒が心変わりに繋がるからな。あと三人!今ギルドにいる力自慢を募集するぜ」
リラはレンの肩を抱いてそう宣言した。
レン(なにこれ?あたしは確定してる感じなんだけど)
「ち、ちなみに多額の報酬は出ますよ〜」
冒険者はざわつく。力が支配する魔物領の、緊張状態のオーガの里に行くとなると命の保証はない。
リラ「ちなみにカーロンのじいさんも風魔法でついてくるってよ」
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