【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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507: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/02/18(火) 00:35:57.28 ID:wgppg9LkO
 恋愛相談を終え、遅れて部室へ入室した。


アリサ 「失礼しマース……オソくなりマシた……」


 アリサは遅くなっての部の参加になり、ひとり部室にいるであろう会長に申し訳なさでこっそりと開けた扉から顔を覗かせ、小声で入室の挨拶をする。


拓 務 「フェルシア君っ! 今日は体調でも崩して来ないのかと思ってたんです! 不調などありませんか?」


 漫画研究会の会長である大滝 拓務は、アリサが一向に部室に来ないため、体不良で学校を休んでいるのだろうかと、心配しながら悶々としながら原稿作業をしていたが、アリサを顔を見た拓務は柔和に笑いかけ、優しく柔らかな声色で安否を確認する。


アリサ 「だ、ダイジョブぅ……デス……」


 アリサは唇を尖らせ、あらぬところに視線を向けながら答える。
 拓務の外見は、縦にも横にも大きく、目付きは鋭いために、圧を感じてなかなか親しみは覚え難いだろう。しかし接してみると、外見の圧とは真反対のおおらかで細やかな気配りをする人物であることが判る。そして、自分を痴漢から守ることができる勇敢さも持ち合わせていると、アリサは知っている。アリサは胸をときめかせながら、部室に入る。


拓 務 「なら、良かったです。今日は何を読まれるんですか?」

アリサ 「んん……イヤ、あの……」


 拓務は朗らかにアリサに問いかけるが、やはり拓務を正面から見ることができない。加え、今日は恋愛相談屋からのアドバイスに従い、拓務から連絡先の交換をしなければならない。アリサの心臓は急かすように暴れ、顔を熱らせ、脂汗を流させる。


アリサ 「ブチョー……」

拓 務 「はい。なんでしょう?」


 親しくなったと思ってからの、アリサからの唐突な距離感と、オドオドとした喋りが始まって以来、戸惑いつつも唯一の正式な部員であるアリサと、もう一度楽しく部活動をしていきたいと考えている拓務は、せめてこれ以上の溝ができないようにと、以前と変わらないように努めて接する。アリサも拓務の気遣いを感じ取っているため、罪悪感に胸がチクリとする。


アリサ 「ん…………あ、あのネ……あの……あのォ……んんぅ……んぅ…………」

拓 務 「あ、あの、落ち着いてからで大丈夫ですよ」


 言い淀んで唸るアリサに、遅れて来たこともあり、拓務は心配になる。アリサは拓務から視線を外したまま、手にした携帯機を顔の前に翳す。


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