【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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508: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/02/18(火) 00:37:08.01 ID:wgppg9LkO
アリサ 「連絡先……こ、コーカンしてっ!!」


 携帯機で顔を隠すと、大きな声でお願いする。アリサの手が震えている。それを目にした拓務は、連絡先の交換と唐突に言い出したことと合わせ、ますますアリサへの心配を募らせた。


拓務 「フェルシア君、無理してませんか……?」

アリサ 「ムリ違う! あの! あのあの! こ、こ、これから部活のトキは、コスプレしよーと思ってッ!!」


 アリサは真っ赤になり、涙で潤んでいる瞳と顔を隠しながら早口に捲し立てる。自分の悪癖が自分の恋愛の脚を引っ張ている情けなさに、恥ずかしさから悔し涙に変わっていく。


拓 務 「こ、コスプレ、ですか……? そ、それはまた何故?」


 部活動の度にコスプレをしようとするアリサの意図が解らず、拓務は目を丸くし、再び訊ねる。


アリサ 「こ、コスプレしたら、ブチョー喜ぶかなって……」


 半分三分の一が本心で、後は下心。自分のコスプレ趣味を隠しているアリサ。部活動を名目に、思う存分に趣味を楽しみながら、際どいコスプレで拓務を喜ばせ、興味を引けないかという、思惑がふんだんに練り込まれた案だった。


拓 務 「そ、それは……フェルシア君のコスプレは、非常に嬉しい、です、が……」


 拓務は想像を逞しく働かせたのだろう。あらゆるコスプレ衣装を着こなすアリサを想像した拓務は、一度頭を振って想像を霧散させる。


アリサ 「ほ、ホントッ!!」

拓 務 「んぐぅぅ……ッッ!!」


 アリサは潤ませた瞳のまま、頬を紅潮させた顔を携帯機からあげる。小柄な彼女の小動物感に、動きの可愛さが上乗せされ、尊さに拓務の胸がギュウッと収縮する。


アリサ 「ダイジョブ?! ブチョーッ?!」

拓務 「大丈夫です……ちょっと尊い光を浴びてしまったので……」

アリサ 「尊い光……?」


 アリサは部室を見回すが、それらしい光源がないために、首を捻る。しかし、自分のコスプレ姿が喜んでもらえるかも知れないという、拓務本人からの言葉に、アリサの心の中はダンサーを引き連れ、サンバを踊っている。


アリサ 「だ、だからネ! 来て欲しい衣装のリクエストとか聴きたいから、コーカンしたいの!! お願い! ブチョー!!」


 アリサは拓務へ早足で歩み寄る。拓務は座っているにも関わらず、拓務は見上げることをせずとも目線が合う。久し振りに交わった視線に、ふたりの顔が赤くなる。


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