【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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676: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/02/26(水) 16:26:35.11 ID:8xUHPe2e0



アリサ 「んん……んぅ……」


 アリサは扉の取手に手を添えたまま、動きを止める。羞恥心が込み上げ、呼吸と心音が乱れる。扉を開ける勇気が出ずに躊躇ってしまう。布面積が狭く、肌色面積が広い衣装。加え、元キャラとはかけ離れた幼児体型。開ければ直ぐそこに拓務がいる。反応が見られる。しかし、ガッカリさせてしまうかもしれないと思うと、踵を返してしまいそうになる。


アリサ 「で、でも……ここまで……やったし……あっ! ソーダ!!」


 アリサはバッグをゴソゴソと探り、携帯機を手にする。素早いフリック入力で拓務にメッセージを送る。


アリサ 『部室の前にいるので扉開けてください』


 数秒程の無音。メッセージを読んだのだろう、部室からペンを置く音や椅子を引く音が聴こえる。アリサの全身に脂汗がじっとりと滲み出す。


アリサ 「あう……あう……」


 部室越しに聴こえる拓務の歩行音が大きくなり、扉の前でピタリ止まった。喉を締められたように、アリサの呼吸が止まる。


アリサ 「んぐぅぅぅ……っ!!!!」


ガラッ


 スライドした扉から、逆光のシルエットとなって巨躯が現れる。


拓 務 「どうしたんですか? フィルシアく……」

アリサ 「ふぎゅ……っ!!」


 ふたりの時間が停まった。ふたりの頭の中は一気にカァッと蒸気で蒸されてしまい、思考が遮断してしまう。時間にして十秒は停止していたが、ようやく先に動いたのはアリサだった。


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