【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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679: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/02/26(水) 19:15:23.04 ID:8xUHPe2e0
 拓務は狼狽え、どうすればいいのかとグルグル思案していたが、アリサが腕を挙げたので、殴られると思ったが“ムーッ”という声をあげて拓務に向かって来た。


拓 務 「わっ?! わわっ!! フィ、フィルシア君ッ?!」

アリサ 「せめてコッチ見ろッ!! ボクにヨクジョーしロッッ!!」

拓 務 「よ、欲ジョ……ッ?! 欲情というか! は、恥ずかしくて!! ま、まともに見れないんだッ!! 許してくれッ!!」

アリサ 「ゆるさーん!! ソコのブチョー! トマレー!」


 拓務とアリサは机の周りをグルグル走り周る。それ程広さのない部室のため、ガタイの良い拓務は非常に動き難い。


ガツンッ!


拓 務 「痛゛ッ ! !」

アリサ 「ンぁっ!? ギャブッ?!?!」


机に腰をぶつけてしまい、前のめりになったところに、アリサが拓務の背中に衝突するが、幼児と熊程の体格差があるため、アリサの身体は勢いよく弾かれ、後ろに倒れてしまいそうになる。


拓 務 「あ……っ!! フィルシア君っ!!」

アリサ 「きゃうう……っ!!」


 見た目だけでいえば、拓務は太って見えるだろう。しかし、服の下は、しっかりとした筋肉が張り巡らされている。“漫画家を目指すなら、体力が資本”と、鍛えてきた成果である、その筋肉が活きる。素早くアリサの後頭部に手を添え、倒れることを阻止した。


アリサ 「ングッ……!! あ……れ……??」


 痛みや衝撃を覚悟していたか、予想していたことが起こらず、不思議に思ったアリサは目を開け、ハッと気付いて拓務を見上げた。


拓 務 「ま、間に合いましたね……」

アリサ 「キュッ ♡ ♡」


 アリサを怪我させることなく守れたことに安心し、拓務は優しい笑顔を向ける。後頭部を包む、男らしい大きく無骨な掌と、いつもより近い距離にある笑顔に、アリサの喉から空気が漏れる音がする。しかし、かなり無理のある角度で受けとめたために、体幹はまではどうにもならず、拓務の膝が折れる。


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