【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
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956: ◆AZbDPlV/MM[saga]
2025/03/29(土) 14:44:05.97 ID:Xcq0fcpx0
 栞  「大変恐縮なんですが、フィルシアさん、抱っこさせてくれませんか?」

アリサ 「……ハァッ??」


 アリサの警戒心と恐怖心はマックスに達する。栞はアリサの存在を知ってはいても、アリサは栞をこれまで認識してこなかった、初対面である。そんな相手をいきなり抱っこさせてくれと、ゼロ距離のスキンシップを求めてくる栞に対して、不信感は拭えない。


 栞  「お願いします! 今日だけ! 今日だけでいいんです!!」


 栞は徐に廊下の床に両手両膝を着き、土下座手前の体勢をとる。


アリサ 「ちょっ?! アンタナニしてんのぉっ?!?! ドゲザする気っ?!」

 栞  「します!! 抱っこさせてもらえるまで!! この姿のまま部室まで着いていきます!! いえ! 学校を出るまで続けます!! 部活中も座って待ってますから!!」

アリサ 「妖怪ジャンッ!! ヤメてよ!! キモい!!」

 栞  「なれば、抱っこを!!」

アリサ 「アンタに抱っこされんのもキモいぃ……っ!!」


 メチャクチャな主張をする栞に、アリサは鳥肌を立てながら周囲を気にする。幸い、残っていても部活の人間しか残っていないためか、廊下に人の気配はない。


アリサ 「わ、わぁかったわよぉぉぉぉ……」


 アリサは汚物を見るような目つきで栞を見下ろしながらも、抱っこの許可を出す。すると、栞の顔はパァッと光輝く。


 栞  「ありがとうございます! ありがとうございます! わーいっ♡」

アリサ 「きゃっ?! ハヤッ!?」


 栞は立ち上がった直後、長身猫背の太陽を浴びていないであろう血色の悪い肌色をした、見るからに不健康そうな美少女とは思えぬ素早さで、アリサを抱え上げた。同い年であるはずだが、身長差のせいで、まるで親子のようである。


 栞  「軽ッ!! 身体細すぎて折れそう!! 可愛い!!」

アリサ 「燥ぐな!! 変態!!」

 栞  「んふーっ ♡ じゃあ、行きましょー ♡ ♡」

アリサ 「なんなんだヨォ……」


 栞は上機嫌で歩きだし、アリサは疲れた顔で諦め、大人しく抱っこされることにした。


 栞  「部長さんが、痴漢から助けてくれたことで、好きになったんですよね?」

アリサ 「そ、そうダケど……な、ナニ……に゛っ!?」


 ニコニコとアリサに笑顔を向けながら、拓務との出会いを訊ねる。栞とは真逆の、不機嫌な顔をしていたアリサは突然、身体を跳ねさせ、目を見開き、栞を見た。


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