36: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/02/06(木) 14:03:41.91 ID:m7uLaeeZO
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山賊のアジトでの宴が盛り上がりを見せているとき、フラッとディオスは外に出て、下が森林に覆われた崖の上で葉巻を吹かしていた。
ディオス「フーーー」
レン「ディオスさん、ミーニャと話さなくて良いんですか」
ディオス「おー君か……くく、もう十分話した。それに問題なく過ごしてるのは目を見て分かったからな」
ディオス「俺と違い」
レン「武帝ディオスは仲間を守るために我が身を盾にして、その後消息不明って言うのが王立図書館の文献の記載事項」
ディオス「くくく、裏切られてトカゲの尻尾扱いというのが真実よ」
ディオス「勇者パーティからすれば、60近い男が未だに過去の裏切りを根に持っているなんてのはみみっちいと思うかもしれんな。しかし俺は奴らに友情以上のものを感じていた。中には俺の婚約者もいた」
ディオス「奴らが俺を切り捨てた時の表情を思えば鍛練にも身が入るってものだ」
レン「その練り上げられた武はやっぱり復讐のためのものだったのか」
ディオス「いかんかね」
レン「んーーーーっ…………勇者パーティとしては!だけどあたしは…………なんとも言えない」
ディオス「まあミーニャのお陰で実は俺も救われていてな。そこまで心はもう固執していない。だがこの俺の身体が、武帝を引退することを拒否している」
ディオス「まあ、とはいえ自分から故国に乗り込もうなんて考えちゃいない。このままなにもなければ、ただ良い歳こいて鍛えてるだけのオヤジで終わりだよ」
レン「ミーニャの為にもそのままでいてほしいね、ほら、ディオスさんは良くてもミーニャが話し足りない。ついてきてもらうっ」
レンがディオスの手を引き二人はアジトの中、ミーニャの元に戻っていった。
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