555: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/03/12(水) 00:45:38.88 ID:2eT4Y147O
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ミルカは飛空艇の中からレアな風魔法の魔石を持ち出す。バランスボールほどの大きさでなかなかに重いがバトルマスターには容易い。
ミルカ「これで船の重さを抑えてワイバーンの負担を軽減してたのね。いい土産ができたわ」
ディオス「流石は勇者パーティ。ちゃっかりしてるぜ。この死体の山はどうしたもんか…埋めてやるか……糞リーダーもな……」
ミルカ「私も手伝ってやるわよ。ワイバーンは食料になる部分もあるし。でも二人だと時間かかるわよ…ところであんた、さっきのリザードマンが言ってたけど娘いるのよね。もしかしてこの崩れた山に」
ディオス「アンドロスな。いや、娘は王都にいる」
ミルカ「…そう。そこは安心したわ。ほら」
ミルカがジェンとの思い出の果実酒が入ってるひょうたん水筒をディオスに投げ渡す。
ミルカ「これで酔って。気を紛らわせたら墓穴作るわよ」
ディオス「クク、俺がこんなので酔えるかよ。ジュースじゃねえか」
二人がうんざりしていると、飛空艇から1人の兵士が出てくる。倉庫でミルカのオナニーに遭遇し、気絶させられトイレに放置された男だ。
「な、なんだぁ?……うおお!?ワイバーンの首がねえ!」
ミルカ「くく、もう1人頭数増えたわね」
ディオス「ごきゅ、ごきゅ。あっま。ん?」
「お、お頭ぁ〜ご無事で」
「ぜえ、ぜえ。良かったでさぁ」
「あめえら!お頭がいらっしゃったぞ!」
ディオス「てめえら!無事だったか!」
ディオスの部下たちの生き残りが出てくる。初めてディオスは表情を緩めた。ミルカは兵士をヘッドロックし連れてきながら、安堵のため息をついた。
「いててて!や、やめてくれぇ〜〜」
ミルカ「お前海の向こうの大国に帰る術無いわよ〜。アップル王国で生きて生きたければ私の言うこと聞くのね」
ディオス「生き残ったのはこれだけか?」
「へ、へえ。でもまだいるかもしれやせん。俺達探しに行ってみるので」
ディオスの緩んだ表情が陰りを見せる。生き残りも大ケガをしている者が多いし、結局大量に死んでいる。全ては自分と大国の因縁に巻き込まれたためだ。
ディオス「わりい」
「何いってんでさぁ!俺たちゃこれからもお頭についていきやすぜ」
「そんな面やめてくだせえ!」
「一緒に生き残りを探しに行きましょう」
ディオス「おめえら…っ」
ミルカ「私とこいつ(兵士)で墓穴掘るから、あんたは探しに行けばいいわ。部下が心配でたまらないでしょ。なあ?」
「わ、わかったよ!俺も、この横たわってる奴ら同僚だし!」
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