554: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/03/12(水) 00:07:57.96 ID:xo8Dk/xzO
ミルカは冒険者服の前垂れを破り帯の代わりとした。アンドロスも服装を整え、ディオスと向かい合った。
ミルカ「武帝ディオスって生きてたのね。知らなかったわ」
ディオス「へ……そこら辺に倒れてる奴らにかつて裏切られてな。今、一応復讐に成功したって感じだ…………アジトがメチャクチャになってしまったけどな。宝とか武器とか……あったんだがな」
アンドロス(慰めの言葉はむしろ侮辱か。もはやあの国との関わりも必要ないな)
ミルカ「ワイバーンのせいでメチャクチャね。今度私達のパーティ連れてきて掘削手伝ってやるわ」
ディオス「わりいな。だが………くたびれた…ネジを巻き直すのに時間かかっちまうな」
仲間を失った喪失感に疲労を隠せないディオス。ミルカも声をかけられないでいると、背中を向けていたアンドロスの身体がメキメキと音を立て始める。
ミルカ「あんた…」
アンドロスは人間の姿からリザードマンの姿に変身する。リザードマン自体は中級の魔物だが600歳のアンドロスは個人名を持つ歴戦の個体。
アンドロス「精々立ち上がれディオス。かつて貴様に預けた命。娘のために燃やしてみろ」
ディオス「!……おまえ…………10年くらい前の…」
ミルカ「ま、魔物だったの……あんた」
アンドロス「……ふ、おぞましいか。さらばだ!」
アンドロスはミルカを一瞥し、驚異的なダッシュ力でその場を離れる。人間と魔族は相容れない。
ミルカ「おい!戦場で見かけたら声かけろよ!」
ミルカの声が聞こえたのか、一瞬首をあげる。その後さらに速度をあげてアンドロスは森の中に消えていった。
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