【安価コンマ】番長狩りの女番長・不良能力バトル2
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213: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/02/16(日) 13:06:15.62 ID:ecjpk1WT0
「はぁはぁ…!はぁ、はぁ…!」
生徒会室から逃げ出した龍子は、脇目も振らず走り続けた。
学園を抜け出し、街についても、ひたすらに走り続けた。
彼女は逃げ出した。女番長の任務と、強大な敵から尻尾を巻いて逃げたのだ。
自分が信じたモノ全てに裏切られ、流れる汗と涙をぬぐうことも忘れ、沈む夕日から逃げるようにがむしゃらに走る。走る。走る。
ここはどこか、龍子には分からない。
元々土地勘のない彼女には、見知らぬ街の事など何も分からない。
いつの間にか夜になり、強い雨が降り始め龍子に降り注ぐ。だが龍子は傘も差さず、重い足取りでただ歩き続けた。
びしょ濡れになった彼女の瞳は完全に死んでいて、生気の欠片も無い。まるでゾンビのように。
「龍子…?」
聞き覚えのある声がした。顔を上げると…
「大丈夫?」
龍子の友人となった不良、陰陽 巫琴がそこにいた。
「巫琴さん…………」
「風邪ひくよ。ほら来て」
ただならぬ龍子の様子から色々と察した巫事はそれ以上聞かず、龍子の手を引いて傘の中に引き入れ、歩き出した。
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