【安価コンマ】番長狩りの女番長・不良能力バトル2
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214: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/02/16(日) 13:22:47.64 ID:ecjpk1WT0
「どう?落ち着いた?」
「はい…。シャワー、ありがとうございました」
「気にしないでいいって。それよりもう遅いし泊まってきなよ」
「そういう訳には…」
「良いって!どうせ一人暮らしだし。それにさ……吐き出したいことあんなら、スッキリしちゃいなよ」
「………。…っ…!巫琴さんっ!」
胸に飛び込み泣きじゃくる龍子の頭を、巫琴は何も言わず撫でた。
「それで、そいつ等から逃げてきたって訳か」
「はい…」
龍子は事の顛末を全て打ち明けた。協力者ですらない部外者の、しかも不良相手に情報を明かすのは明らかな違反だが、今更気にも留めない。
「わたくしは…怖くなって、逃げ出したんです。
あれだけ偉そうな事を言いながら、怯えて、竦んで、気が付いたら体が走っていました。
情けないですよね。こんな様では…女番長失格です。わたくしのような半端者は―――」
「ねえ龍子さあ。さっきから何言ってんの?」
「…」
「そんなの龍子はなんにも悪くないじゃん!」
「えっ……」
「そいつに勝ち目ないと思ったから逃げたんでしょ?それの何がおかしい訳?
それってちゃんと状況判断が出来てたってだけの話じゃん。無駄に玉砕するよりずっと偉いって!」
「で、ですが――」
「それともそこで無謀に喧嘩売るのが女番長のやることな訳!?だとしたらそんなロクでもない組織辞めてやりなよ!」
まるで天啓を受けたように体が、脳が痺れた。
今まで自分が縋っていたモノが、彼女…陰陽 巫琴に比べれば、とてもちっぽけに思えてきた。
「龍子は、立派だよ…。他の誰が認めなくても、あたしが認めてあげる」
「ありがとうございます……巫琴さん…」
気が付けば、龍子はまた巫琴に抱き着いていた。
龍子は決心した。自分のこれからの人生は、成敗委員会として世を正す為ではなく、この人の為に生きていこうと。
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