【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄2
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338: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/04/13(日) 10:32:46.54 ID:fNGudjIV0
「自分のコピー…か。悪趣味なことをする」

「…」

油断なくヒートサーベルを構えるロベルタに対し、貴女もヒートサーベルを抜刀し構えを取る。

大雨に打たれながら、構える二振りのサーベルが、刃に触れる雨粒を蒸発させ睨み合う。

「…!」

先に仕掛けたのは貴女だ。

全力の踏み込み、そこからの嵐のような剣戟の嵐。

「速いな」

だがロベルタにとってどうということもない攻撃だった。その全てが完璧にいなされている。

ハイマンが語った通り、貴女とロベルタの実力は天と地程も離れていた。

貴女のヒートサーベルがあっけなく折り砕かれ、体中に重武装を展開しありったけの砲撃を行っても、ロベルタには掠り傷一つ付く様子はない。

対して貴女は迅速かつ確実に、ロベルタに体を刻まれていく。勝負は見えている。

「…!」

どれだけ劣勢になろうと、戦闘用AIしかインプットされていない貴女は無表情のまま戦い続ける。

けれど貴女は知っている。この時の己の感情を。

(そうだ……自分は……………怖かったんだ)

全ての武装を破壊され、素手になろうと貴女は戦い続ける。

(自分の能力が一切通用せず、それでも戦う己を止める術すら持たず、ただ自らの終わりに向かって邁進しているのが、たまらなく怖かった…)

「終わりだ」

ヒートサーベルを構え必殺の構えを取るロベルタが、絶対的な死が貴女へと迫る。

貴女は消滅する己に葛藤も躊躇もなく手刀で応戦を試みている。

(怖かった。ここで何も感じず何も分からず何も成さないまま、ただ朽ち果てて終わる己の全てが怖くて、怖くて、怖くて仕方なかった…)

「たす、けて」

「!!!!」

必殺の一撃が貴方に繰り出される直後、貴女は絞り出すように呟き、頬を涙が伝う。

コアを貫かんと迫った刃が、既の所で止まる。

「う゛ぁ゛…………!」

だが貴女の体は止まらない。その手刀がロベルタの胸部コアを貫いた。


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